「ITパスポートに1か月で合格したいけどどんな勉強方法がいいの?」
という疑問に答えます。
ITパスポートは勉強のやり方によりますが、だいたい30時間から50時間くらいの勉強が必要です。
なので毎日1日1~2時間程度勉強すれば1か月でも合格できます。
さらに現職ITエンジニアの方や基本情報技術者の勉強を既に始めている方は10時間以下の勉強でも合格可能です。
私も既に基本情報技術者向けの勉強を100時間以上やっていたのでITパスポートの向けの勉強はほとんどしていませんが、一発合格できました。
資格の難易度は高くないですが、流石にIT知識ゼロで合格できるほど簡単ではないので、計画的に勉強しましょう。
本記事では短期間で合格するための勉強方法を紹介します。
本記事の内容は以下の通り。

・ITパスポートに1か月で合格する方法
・ITパスポートに1週間で合格する方法
・ITパスポートに一夜漬けで合格する方法

ITパスポートは難易度が低いので短期間の勉強での取得も可能ですが、資格そのものよりも学んだ知識に価値があります。
資格合格のための勉強だけではなくITの知識をしっかりと学んでおきましょう。

ITパスポートに1か月で合格する方法

カレンダー
1か月であれば1日あたり1時間~2時間勉強すれば30~60時間の勉強ができます。土日にまとめてやるよりも10分でもいいので毎日勉強するのがおすすめです。

・過去問題集を買う
・問題集を一通り解いて勉強する分野を決める
・丸暗記するつもりで解きまくる

過去問題集を買う

まずは過去問題集を買いましょう。
過去問題集は分野別のものと実際に行われた試験の出題順に並んでいるものがありますが、分野別の問題集の方がおすすめです。
分野がまとまっているので自分の苦手分野の対策をするときに勉強しやすいからです。
基本情報技術者の取得も考えている方は基本情報技術者の問題集を買うのもありですね。

問題集を一通り解いて勉強する分野を決める

問題集を一通り解いて分野ごとの正解率をチェックしましょう。全部解く時間がないという方は分野ごと5~10問解けばOKです。
結果を見て「得意分野(正解率60%以上)」「そこそこできる分野(正解率30%以上)」・「苦手分野(正解率30%未満)」・「ものすごい苦手な分野(正解率10%未満)」に切り分けし、勉強計画を立てます。
勉強の優先度は以下の通り。

1.そこそこできる分野
2.苦手分野
3.得意分野
4.ものすごい苦手な分野

まずは「そこそこできる分野」と「苦手分野」を伸ばして合格点に届くようにしましょう。続いて「得意分野」を勉強して合格率を上げます。
ものすごい苦手な分野は他の分野の勉強の区切りがついた後でOKです。他の分野だけで合格できそうなら最悪切り捨てても問題ありません。
ただし、合格点の評価は総合評価とは別にテクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系での評価もあり、それぞれ300点以上獲得する必要があります。切り捨てた結果300点を下回らないように注意しましょう。

問題集を丸暗記するつもりで解きまくる

過去問題集を解説も含めて丸暗記しましょう。
ITパスポートは毎回ほぼ同様の問題が出題されます。なので過去問題集を丸暗記しておけばそれだけで十分合格に必要な知識を得られます。
丸暗記とは言っても一字一句覚える必要はありません。
「この問題みたことある。答えはこれだったかな?」
くらいを目指しましょう。正解の理由まで説明できればベストですが、まずは問題と答えをセットで覚えればOKです。
勉強の時間があまり取れないという人は苦手分野を中心に問題を解きましょう。

ITパスポートに1週間で合格する方法

カレンダー
勉強方法は1か月と同じでよいですが、期間が短いので1日の勉強時間が多くなります。土日に多めに勉強することを考えても3時間~5時間の勉強が必要です。
ポイントは以下の通り。

・残業を極力しない
・家に帰ったらずっと勉強
・土日もずっと勉強

隙間時間など小さな時間も活用した方がよいですが、できればまとまった勉強時間を確保した方がよいです。
勉強期間中は遊びはもちろん、仕事をしている方であれば残業も減らしましょう。
資格取得を人生の最優先事項にします。平日帰った後はもちろん土日は全部勉強に当てましょう。1週間で取ろうと思ったらそれくらい極端な勉強が必要です。
「1日3時間以上の勉強が厳しいし、土日は休みたい」という人は無理せず1、2か月かけて勉強しましょう。

ITパスポートに一夜漬けで合格する方法

最初に言っておくとITパスポートを一夜漬けしてまで取得するメリットはほとんどありません。
他の資格と違って開催回数が多いので自分の好きなタイミングで受験できますし、資格そのものよりも勉強した内容に価値があるからです。
一夜漬けだとせっかく勉強した内容も数日しか記憶に残りません。ITパスポートは業務でも活かせる知識が多いので忘れてしまうのは非常にもったいないです。
そして一夜漬けだと勉強範囲を絞らなければならないので確実に合格するのは困難。確実に合格したいという方は一夜漬けはやめましょう。
一夜漬けをする前提としてある程度ITの基礎知識が必要となります。いくら合格率が高いと言ってもITの知識ゼロで一夜漬けとか流石になめ過ぎです。
上記を踏まえた上で一夜漬けにこだわるという人は以下の方法を試してみてください。
前述の通りITパスポートの合格に必要な勉強は30時間から50時間です。しかし1日は24時間しかありません。
よほど集中力の高い方でなければ24時間ぶっ続けで勉強するのもあまり現実的ではないですよね。
なので1か月や1週間の勉強方法と同じ方法ではだめです。
範囲を絞ってしっかりと対策を打ちましょう。
一夜漬けのポイントは以下の通り。

・ネットや参考書を活用して出題頻度を徹底的に調べる
・過去問題集の目次を見て勉強する分野を決める
・勉強する分野を丸暗記するつもりで勉強

一夜漬けの場合、頭から問題集を解くのではどうあっても時間が足りません。
なので出題頻度の高い問題を優先的に勉強する必要があります。
ネットや参考書を駆使して徹底的に出題頻度を調べましょう。調べることに時間を使いすぎると勉強時間がなくなってしまうので1時間程度で終わらせます。
次に過去問題集の目次を見て何を勉強しないか決めます。勉強しない分野については赤マーカーなどで塗りつぶしましょう。(本に書くのが嫌な方は目次を印刷してください。)
まずは出題頻度の低い分野は切りましょう。勉強しても得点を伸ばせる可能性は低いです。
続いて自分の知識がある分野も切ります。
ただし、自分の知識があり出題頻度の高い分野についてはどんな問題が出題されるかざっとチェックしておきましょう。
赤マーカーで塗りつぶした分野以外が勉強すべき分野です。
あとは勉強すべき分野を丸暗記するつもりで勉強すればOK。
もう一度言いますが、ITパスポートは試験の開催回数が多いですし、資格そのものよりも勉強した内容に価値があるので一夜漬けをするメリットはほぼありません。
一夜漬けするくらいなら受験を1、2週間ずらしてしっかりと知識を身につけましょう。

終わりに

ITパスポートは1か月勉強すれば十分合格可能です。
自分の苦手や得意を把握して計画的に勉強しましょう。
1週間や一夜漬けでも取得することは不可能ではありませんが、短期間の勉強だとせっかく勉強した内容をすぐに忘れてしまいます。
ITパスポートは資格そのものよりも勉強した内容に価値があります。
資格合格のための勉強だけではなくあなたの価値を上げるための勉強をしましょう。
ITパスポートの公式サイトはこちら>>https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
ITパスポートの対策まとめ>>ITパスポートの試験対策まとめ
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